2026/08/20 17:02

私にとって、このブラウスは、
「これがあれば、大丈夫」と思える一着です。
何を着ようか迷ったときも、
少しきちんとした服が必要なときも、
普段の日にも。
自然と手が伸びる、
ワードローブの定番です。
作ってから5年以上経った今も、
変わらず着続けています。
なぜ、この一着を作ったのか。
なぜ、5年以上経った今も着続けているのか。
そして、長く着てもらえる一着にするために、
どんな素材を選び、
どんなふうに仕立てているのか。
このブラウスに込めた想いを、お話しします。
1|なぜ、このブラウスを作ったのか

流行に左右されない、
本当に質のいい服がほしい。
安いものをたくさん持つのではなく、
良いものを少しだけ持ちたい。
そう思うようになったのが、
このブラウスを作ったきっかけでした。
以前の私は、
100着以上の服を持っていました。
雑誌を見ると、
「今年はこの色が流行っています」
「今年はこんな形が人気です」
と、次々に新しい服が紹介される。
あれもこれも欲しくなって、
気づけば服だけがどんどん増えていきました。
けれど、実際によく着る服は少ない。
着ても似合わなかったり、
何を合わせたらいいのかわからなかったり。
自分に合う一着を見つけることが難しく、
毎日の服選びが負担になっていました。
そんなとき、母に、
質のいいシンプルなブラウスを仕立ててもらいました。
実際に着てみると、
不思議なくらい、
他の服が気にならなくなりました。
「この一着があればいい」
と、心から思えたんです。
その日から、
100着あった服を手放し、
私は、毎日のように
ブラウスを着るようになりました。
「これがあれば、大丈夫。」
そう思える一着があるだけで、
服選びに迷わなくなりました。
服って、数じゃないんだ。
本当に好きだと思える一着があれば、
それだけで毎日の服選びは、
ずっとラクになる。
このブラウスがいつしか、
私にとってなくてはならない
一着になりました。
届けたいのは、ブラウスだけではありません。

着る人の気持ちを変える力があると思います。
お気に入りの服を着ると、
いつもより少し背筋が伸びる。
服選びに迷わなければ、
その分、他のことに気持ちを向けられる。
「これで大丈夫」と思える服があれば、
人の目を気にしすぎず、
自分らしく一日を過ごせる。
私は、このブラウスを通して、
そんな「迷わない安心」を届けたいです。
2|5年以上、着続けている理由

このブラウスが、私の定番になった理由は、
使いやすくて、
飽きずに長く着られるからです。
身体のラインを拾いすぎない、
ゆったりとしたシルエット。
肩まわりにもゆとりがあり、
身体を締めつけないので、
着心地も軽やかです。
サッと一枚着るだけで、
コーディネートが決まる。
きれいめなパンツと合わせれば、
学校行事や親戚の集まり、
仕事の会議や食事会など、
少しかしこまった場にも。
デニムと合わせれば、
普段の日にも気軽に着られます。
特別な日のためだけではなく、
日常の中で何度も着られる。
そして、
流行に左右されないシンプルなデザインだから、
何年経っても古さを感じずに着られる。
年齢を重ねても、
きっと変わらず手に取りたい。
いつかおばあちゃんになっても、
このブラウスを着ていたい。
作ってから5年以上経った今も、
私のワードローブの中心にあるのは、
着やすくて、
合わせやすくて、
そして、何年経っても好きでいられる。
そんな一着だからです。
3|長く着る一着だから、素材を選ぶ

ブラウスを作るとき、
一番こだわったのが生地です。
服はどうしても、
デザインや色に目が行きます。
けれど、質のいい服に触れるようになって、
素材そのものの大切さに
気づくようになりました。
長く着たいと思える服には、
生地そのもののよさがある。
だからこのブラウスでは、
「どんな生地を選ぶか」を
大切に考えました。
日本製の生地を。

長く愛用するものだからこそ、
どこで作られた生地なのかがわかることは、
安心につながると思っています。
このブラウスに使っている生地は、
日本製です。
これまで日本製の生地に触れてきた中で、
実際に質のよさを感じることが多く、
安心して選べることも、
大切な基準のひとつになりました。
毎日着られるように、ポリエステルを。

定番ブラウスは、
特別な日のためだけではなく、
普段から気軽に着てほしい。
そこで大切にしたのが、
お手入れのしやすさでした。
選んだのは、ポリエステル素材。
洗濯機で洗いやすく、
乾きやすい。
そして、
シワになりにくい素材です。
私自身も、
手洗いと洗濯機を使い分けながら
このブラウスを何年も着ています。
洗濯後も乾きが早く、
すぐに干せば、
アイロンをかけなくても
シワがさほど気になりません。
きれいめに見えるけれど、
お手入れは気負わなくていい。
毎日の中で何度も着るためには、
この気軽さも大切だと思っています。
長く着るために、ある程度の厚みを。

薄手で、軽やかなものを
思い浮かべるかもしれません。
でも、このブラウスは、
あえて厚みのある生地を選びました。
長く着ることを考えたとき、
薄い生地よりも、
しっかりとした厚みのある生地のほうが
安心だと思ったからです。
そして、もうひとつの理由が、
「インナーに悩まないこと」。
透け感のあるブラウスは、
着るたびにインナーを考えなければなりません。
それでは、
毎日着たい服にはならない。
ある程度厚みのある生地なら、
透け感を気にせず、
一枚で着やすい。
ペラペラではない、
しっかりとした生地感。
これも、
このブラウスの好きなところです。
一番こだわったのは、「ツヤ」。

一番の理由が、「ツヤ」です。
光が当たると、
きらりと反射するような美しいツヤ。
ツヤの美しさに惹かれて、
この生地を選びました。
年齢を重ねると、
アクセサリーを身につけたり、
メイクにツヤを足したり。
少しずつ、
「ツヤ」がきれいに見せてくれます。
服も同じだと思いました。
ツヤのある生地だから、
一枚着るだけでも、
どこか上質な印象になる。
シンプルなデザインだからこそ、
生地のツヤが引き立つ。
何かを足さなくても、
一枚でコーディネートが映える。
流行のデザインではなく、
素材そのものの美しさだからこそ、
年齢を重ねても着られる。
着るたびに「きれいだな」と思えるものを。
何歳になっても美しくいられる。
そんな一着を作りたくて、
この生地を選びました。
4|ブラウスを仕立てるのは、母

母は、私が小さい頃からずっと、
服を作ってくれました。
毎年、ピアノの発表会の衣装も、
母が仕立ててくれていました。
それは、フリフリとしたドレスではなく、
シンプルで、
シルエットのきれいなワンピース。
子どもながらに、
自分の身体に合った服を着ることが心地いいと、
感じていたのを覚えています。
今になって思うと、
あの頃から母には、
服を美しく見せる感覚があったのだと思います。
母のすごいところは、
「こんな服がほしい」と伝えると、
それを形にしてくれること。
ただ形にするだけではなく、
実際に身体に合わせて、
細かなところまで調整してくれます。
長年、たくさんの服を仕立ててきたからこそわかる、
身体のラインや、
服を着たときのバランス。
実際に着てみると、
驚くほど身体になじんでいる。
「ぴったり」というのは、
ただサイズが合っているということではなく、
着たときに自然に見えることなのだと、
母に仕立ててもらうようになって
改めて感じました。
そして、もうひとつ、
母のすごいところが、
生地を見る目です。
一緒に生地を見に行くと、
「この生地なら、こんな服が合う」
「この形には、この生地がいい」
と、生地を見ただけで、
仕上がった服をイメージしています。
長年培ってきた経験と感覚。
それは、
長年服を仕立ててきた母だからこそ
できることだと思っています。
そんな母に、
私が「こんなブラウスがほしい」と伝えて、
形にしてもらったのが、
この一着です。
シンプルで、
長く着られて、
着る人の身体になじむ。
一着ずつ、母が仕立てるからこそ、
シンプルさの中にも、
どこか温かさを感じてもらえる。
それが、NacReousの服です。
5|美しく仕上げるための工夫

シンプルなブラウスだからこそ、
細かな部分の仕立てが、
着たときの美しさにつながります。
パッと見ただけではわからないけれど、
実際に着ると感じる。
そんな工夫を、
一つひとつ重ねています。
襟も、きれいに。

襟は、細い布で
襟ぐりを丁寧に包んで仕上げています。
襟ぐりのカーブが美しく整い、
すっきりとした印象に仕上がります。
後ろ姿まで、きれいに。

前よりも後ろを少し長くしています。
お尻が自然に隠れる長さにすることで、
身体のラインを拾いすぎず、
気になるところをさりげなくカバーする。
前から見ても、
横から見ても、
後ろから見ても自然にきれいに見える。
そんなシルエットを考えています。
たっぷりの生地で、ゆったりと。

全体的に、
身体まわりに生地をたっぷり使っています。
身体を締めつけず、
ゆったりと着られる。
肩のラインも落としているので、
肩まわりにも余裕があります。
ゆったりしているけれど、
生地に美しいツヤがあるから、
ラフになりすぎない。
風になびいたときには、
生地が揺れて、
ツヤがきらりと光る。
その姿も、
このブラウスの好きなところです。
6|一枚で、いろんな日に
ブラウスのコーディネートをご紹介します。
デニムと合わせて、普段の日に。

カジュアルなデニムに合わせても、
ブラウスのツヤがあることで、
ラフになりすぎません。
きれいめなボトムスと合わせて、きちんとした日に。

学校行事や仕事、
食事会など、
少しきちんとした場にも。
ワントーンで合わせて、秋のお出かけに。

色をまとめれば、
ブラウスのツヤが引き立ち、
少し特別な装いにもなります。
一枚のブラウスがあれば、
いろいろな日に着回せる。
そんな頼れる一着です。
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7|これがあれば、大丈夫。

服をたくさん持っていた頃は、
毎朝、何を着ようか迷っていました。
けれど、
自分に合う一着を見つけてから、
服選びはずっとシンプルになりました。
「これを着ていけば大丈夫。」
そう思える服があることは、
思っていた以上に心強いことでした。
流行を追うためではなく、
長く着るために。
特別な日のためだけではなく、
何気ない毎日のために。
着るたびに、
「やっぱりこれが好き」と思える。
クローゼットを開けたとき、
「これがあれば大丈夫」と思える。
このブラウスが、
あなたの毎日にとって、
そんな一着になれたら嬉しいです。
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